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店長の森下優子です。
私共の真珠をとおして癒されたり華やいだりと日々の潤や、愛、絆、思いを伝えるお手伝いが出来ればという思いで制作しております。
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トップ > 真珠ができるまで
真珠ができるまで
真珠ができるまでをご紹介します。
真珠作りの一年の流れ
01.栓挿し作業
核入れする貝に栓を挿して
口を閉じないようにする作業を行います。
これは核入れ前の大切な作業です。
02.細胞切り
あこや貝の外套膜を切り出す作業を行います。
切り出した細胞は、
核を貝の中で固定するために使います。
核入れの作業がしやすいように、
細胞には赤の染色を施します。
03.核入れ作業
細胞には赤の染色を施します。あこや貝の外套膜の細胞と真珠のベースになる核(玉)を、
母貝の卵巣の中に(メスで切って)入れていきます。
とても、繊細で集中を要する工程です。
下手だと貝を殺してしまうことから、
熟練度が求められる一番大事な仕事なのです。
この工程は「施術」とも呼ばれます。
医者の手術と一緒ですね。
施術した貝はすぐに、各自海水の入った水槽で
数が溜まるまで漬けておきます。
この核入れ作業は5月中旬から
7月いっぱいまでに行います。
04.核入れした貝を養生カゴへ
2〜3週間養生した後、ネットに入れ、
沖に場所を変えて養殖を開始します。
水深は、あこや貝のエサが最も多い1mから
1.5m、水温は22℃から25℃が最適です。
養殖中のあこや貝に海草や
フジツボ・かき貝などが付着し、
せっかくのエサを奪ってしまうため、
週に一度ウォッシャー船であこや貝を丁寧に
水洗いし、それらを除去します。
05.ウォッシャー作業
この作業は貝に引き上げ時期である
12月近くまで継続して行います。
06.水漬け
秋口になると、母貝の中の微生物などを殺すために、
貝を1時間ほど真水に漬けていきます。
冬の取り出しまでは、貝の掃除や手入れを行います。
07.採集
1年から2年の養殖期間を経た貝を海から引き上げ、珠を取り出します。
珠の採集作業は、寒い冬で水温が12℃になる12月頃に行います。
08.海から取り出した真珠(浜揚げ)の選別
まず、ふるいでサイズ別に分けます。
選別は、サイズごとに形・キズ・巻き・色で14〜15段階に分けます。
それから、入札で売る珠と自社に残す珠に分けます。
09.加工
ネックレス(連用)にする珠は、
両穴用と指輪・ピアス・ペンダントなど、
単品で使う珠は、片穴用に分け、
それぞれに穴開けします。
穴開け作業
↓
前処理工程→ナチュラルとしての珠→終了
シミ抜き工程にする珠は加工続行
↓
真珠層のシミ抜き
-
▲シミ抜きの液に漬けた所。
シミ抜き加工について
真珠には不純物を巻き込んだりしてシミがあります。
そのシミを除去するために、漂白液で不純物を分解するシミ抜きを行います。
この加工により、質の良い真珠は美しく垢抜けた真珠になります。
その後、ほとんどは調色をして完成させます。
一部の個性的な色目の真珠は、無染色のまま使用します。
調色は、真珠の顔を揃えるために施されるものです。
そうでないと、色目がありすぎてネックレスが組むことができません。
あくまでも真珠の良さを伸ばしてあげる加工です。
しかし、市場には良くない真珠を加工の技術だけで美しく見せた真珠も
数多く出回っています。
海から揚がった自然な真珠に見慣れている私たちから見ますと、
表面的な加工が施された真珠は、とても不自然な感じに見えます。
居心地が悪いといいますか、心が動かないといいますか。
そういう真珠が安売りやバーゲンセールの目玉になっているのは嘆かわしい限りです。
ここまでの一連の作業で、真珠の加工工程は終わりです。
ここから、初めて真珠の製品にいろいろと作りあげていきます。
大きさ、形、巻き、色目を選別して、ネックレスに組むものは連組をしたり、
片穴はそれぞれの特徴を活かした指輪やペンダント、
ブローチなどなどに仕上げていきます。
イヤリング・ピアスはあらかじめペア珠を作っておきます。
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